トップ > さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

さまざまな味付けでうどんを楽しもう!
うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

「炊いたん」とは? 言葉の意味やおすすめのレシピをご紹介

のどごしが良くつるりと食べられ、温めても冷やしてもおいしいうどんは、食欲のない日や寒暖差が激しい日など、幅広いシーンで活躍する料理です。しかし、味付けが単調だと、うどんを食べ飽きてしまうかもしれません。そのような際は、うどんの味付けをアレンジしてみるのがおすすめです。
ここでは、地域によって異なるうどんの味付けや、ヤマキがおすすめするだしをいかしたアレンジレシピをご紹介します。

味噌汁をよりおいしくするお料理テクニック。 味噌の種類や野菜の切り方をご紹介とは 味噌汁をよりおいしくするお料理テクニック。 味噌の種類や野菜の切り方をご紹介とは

東西で大きく異なるうどんの味付け

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

うどんを食べる際に味の決め手となる「めんつゆ」や「たれ」は、地域によって味が異なり、大きく関東風と関西風に分けることができます。それぞれ、どのような違いがあるのでしょうか。

関東風のうどん

関東風のうどんつゆは、鰹節をベースにして、みりんや砂糖、濃口しょうゆなどで味を調えるのが基本です。濃口しょうゆを使っていることから見た目が黒っぽく、味わいも濃い傾向にあります。

関西風のうどん

関西風のうどんつゆは、基本的に昆布だしをベースに作ります。うす口しょうゆや塩による味付けは風味付け程度にとどめて、だしの味わいをいかすのが特徴です。
また、昆布だしをベースにして、いりこやかつおだしを合わせた「合わせだし」にする場合もあります。

特徴的な味付けをするうどんも

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

うどんのつゆ(味付け)は大きく関東・関西風に分けられますが、地域によってはイワシやアジなどで取っただしを使うなど、細かな特色が見られるのが特徴です。また、だしだけではなく、独特の味付けでうどんを楽しむ地域も見られます。

例えば、味噌を使う文化が根付いている愛知県では、味噌でうどんの味付けを行う「味噌煮込みうどん」が有名です。他にも、すったゴマや白みそをすり潰し、だし汁で伸ばしてつゆにする埼玉県の「すったて(冷汁うどん)」、大根のしぼり汁をつけつゆにする長野県の「おしぼりうどん」など、各地に特色のあるうどんの味付けが存在します。

このように、うどんの味付けは地域ごとにさまざまです。各地の味付けを試してみてはいかがでしょうか。

うどんの麺や食べ方にも地域差が

うどんは、つけつゆだけでなく麺や食べ方にも地域の特色があります。ここでは、日本三大うどんに数えられる五島うどん、讃岐うどん、稲庭うどんに加えて、名古屋のきしめんの特徴をご紹介します。

五島うどん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

長崎県の五島列島で発展してきたうどんです。奈良時代や平安時代に大陸から伝わったのがルーツではないかとされ、日本のうどん発祥の地ともされています。だしはあごだしを使うのが基本です。
また、島の特産品「椿油」を生地に塗りながら細く引き延ばしていくのも特徴です。ツヤのある見た目と滑らかな食感、強いコシを楽しめます。

讃岐うどん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

うどんで有名な香川県の特産品が讃岐うどんです。昔は足で生地を踏む製法が多かったものの、現在は手打ちがよく見られます。麺は少し太く、強いコシと小麦の香りを感じられるのが特徴です。 濃いだしをかけて食べる「ぶっかけ」や、茹でたうどんを冷水で締めずに食べる「釜揚げ」など、幅広い食べ方で楽しまれています。

稲庭うどん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

秋田県の特産品である稲庭うどんは、練る、より合わせる、熟成させる、延ばすといった工程をかける、手延べ製法で作られているのが特徴です。古くは一般で食されることがなかった幻のうどんで、現在では料亭などの定番となっています。 つるつるとしたのどごしの良さを楽しめるのが魅力です。

きしめん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

主に愛知県で親しまれている、薄く平打ちされたうどんのことで、滑らかな食感が特徴です。名前の由来には諸説ありますが、中国の練った小麦粉を碁石の形にした食べ物「碁石面(きしめん)」からきているとされています。
また、冷たくした麺は「ころきし」、麺もつゆも冷たくしたものは「ころ」と呼ばれるそうです。

アレンジレシピを楽しむのもおすすめ

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

地域によって味付けがたくさんあるように、さまざまな味付けが楽しめるのがうどんの魅力のひとつです。うどんつゆを使うだけでなく、卵やクリームを使ってカルボナーラ風にしたり、ごまだれと絡めて冷やし中華風にしたりと、幅広いアレンジを行えます。
ピリ辛な料理が食べたいからラー油を足して中華風にする、スパイスを足してエスニック風にしてみるなど、好みや気分に応じて味付けをアレンジしてみるのもおすすめです。

だしを使っておいしく作れる! ヤマキのおすすめするうどんのレシピ

うどんは、味付けのアレンジ次第でさまざまな楽しみ方ができる料理です。ここからは、だしとうどんを使って簡単に作れる、ヤマキがおすすめするレシピをご紹介します。地域で食べられているものから、アレンジレシピまで、幅広い種類を揃えているので、気分に合わせて調理してみてはいかがでしょうか。

すったて

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

「すったて」は、埼玉県で食べられる冷汁うどんのことです。すったては「すりたて」がなまったものとされていて、名前の通り、玉ねぎや大葉などをすり潰したものに味噌とだし汁を溶いてつゆを作ります。

【材料(2人分)】

うどん 2玉
玉ねぎ 1/4個
きゅうり 1本
ゴマ 大さじ3
大葉 4~5枚
ミョウガ 2~3個
味噌 大さじ2~3
だし 300~400ml

【作り方】

1.玉ねぎと大葉、ミョウガはみじん切りに、きゅうりは薄切りにしておきましょう。

2.炒ったゴマをすり鉢などに入れすり、すり潰したら味噌を入れてさらにすります。

3.すった味噌に1で切っておいた具材を加え、スリコギで潰すようにしてさらに混ぜます。

4.全体がよくなじんだら、だしを少しずつ注ぎ、「だま」にならないように全体をよく混ぜ合わせましょう。

5.うどんを表示通り茹でたら冷水で締めて完成です。できあがったつゆをつけていただきます。

吟だしを使う場合は、あらかじめ冷蔵庫で冷やしておくと、よりおいしくいただけます。基本のだしを使う場合は氷を入れて冷やすのも良いでしょう。

味噌煮込みうどん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

愛知県の代表的な麺料理のひとつです。本場では八丁味噌(豆味噌)で仕立てた汁にコシが強いうどんを煮込んで作ります。

【材料(4人分)】

うどん 250~300g(できれば生うどん)
鶏もも肉 1枚
油揚げ 1枚
長ネギ 1本
椎茸やしめじ 200g
にんじん 1/2本
大根 5cm
卵 2個
だし 800~1000ml
水 200~300ml
赤味噌 大さじ2~3
みりん 大さじ1~2

【作り方】

1.にんじんや大根はいちょう切り、きのこは小房に分けるか薄切りにします。長ネギは1cmの斜め切り、鶏肉は一口大に切りましょう。油揚げは、しっかりと油抜きをしてから短冊切りにするのがポイントです。

2.土鍋に切った具材とだしを入れ、中火にかけます。沸騰したらうどんを加え、吹きこぼれない程度の火加減で茹でていきましょう。都度、必要に応じて差し水を行うのと、鍋の底を擦るように混ぜるのがコツです。

3.うどんの表示茹で時間の半分くらいを過ぎたら、味噌とみりんを加えます。

4.荒熱をとって味を染み込ませたら完成です。冷蔵庫で3~5日くらい保存できます。

4.茹であがる2分ほど前に卵を落としてフタをします。この時、吹きこぼれそうなら火を止めてしまっても問題ありません。

鍋焼きうどん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

寒い時期においしく温まれるのが鍋焼きうどんの魅力です。好みの具材を加えてアレンジしてみるのも良いでしょう。

【材料(2人分)】

うどん 2玉(冷凍)
油揚げ 1/2枚
九条ネギ 2本
かまぼこ 2切
ナルト 2切
牛バラ肉
卵 1個(お好み)
A しょうゆ 大さじ1
   みりん 大さじ2
   酒 大さじ4
うどんつゆ
  だし 400cc
  塩 小さじ1/2
  うす口しょうゆ 数滴
  みりん 大さじ1

【作り方】

1.九条ネギは薄切りに、油揚げは油抜きをして半分に切ってから千切りにしておきます。

2.牛バラ肉とAの調味料を合わせて炊き上げます。汁が半分ほどになったら、油揚げを加えて一煮立ちさせましょう。

3.土鍋にうどんつゆ、表示時間通りに茹でたうどんを入れ、一煮立ちさせます。最後に、2で炊き上げた牛バラや油揚げ、かまぼこ、ナルトを飾り、九条ネギを載せたら完成です。お好みで卵を落とすのも良いでしょう。

ごぼ天うどん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介
【材料】

うどん 2玉
ゴボウ 20cm(太め)
A だし 200ml
   みりん 大さじ1
   うす口しょうゆ 大さじ1
牛薄切り 100g
九条ネギ 2本
小麦粉、卵、冷水 適量
揚げ油 適量
うどんつゆ
  だし 400cc
  塩 小さじ1/2
  うす口しょうゆ 数滴
  みりん 大さじ1

【作り方】

1.ゴボウの皮を削ぎ落としたら、5cmくらいになるように斜めの薄切りにします。

2.調味料Aでゴボウが柔らかくなるまで炊きます。柔らかくなったら、牛肉を加えて火が通るまで煮込みましょう。

3.煮込んだごぼうを取り出し粗熱と汁気を取ったら、小麦粉・卵・冷水を合わせた天ぷら衣をつけてカリッと揚げます。

4.うどんは表示通り茹でておきましょう。一煮立ちさせたうどんつゆをはってうどんを入れたら、ごぼう天や牛肉、刻んだ九条ネギを乗せて完成です。お好みで七味をかけてもおいしくいただけます。

胡麻味噌豆乳うどん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

胡麻や味噌、豆乳の、濃厚な味わいが楽しめるアレンジレシピです。ラー油やごま油を加えるなど、味に変化をつけてもおいしく食べられます。

【材料(2人分)】

うどん 2玉
豚バラ薄切り 80g
キャベツ 2枚
生姜 適量
キムチ 30g
サラダ油 大さじ2
だし 300ml
ゴマ 大さじ4
味噌 大さじ2~3
豆乳 100ml

【作り方】

1.豚バラ肉とキャベツは食べやすい適当な大きさに切り、サラダ油を敷いたフライパンで炒める。

2.豚肉の色が変わってキャベツがしんなりしたら、キムチと千切りの生姜を加えてさらに炒めます。

3.よく炒ったゴマをすり鉢に入れてしっかりすったら、味噌を加えながらさらにすります。味噌がなじんだら、豆乳を少しずつ加え、滑らかになるように混ぜ合わせましょう。

4.味噌と豆乳を混ぜ合わせたら、温めただしに加えます。

5.表示時間通りに茹でたうどんを器に盛り、だしを加えた胡麻味噌豆乳を注いで、盛り付けたら完成です。

だしの効いたカレーうどん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

だしの味が効いた、お店で食べるようなカレーうどんも、自宅で作ることができます。カレーうどんが好きな方は、ぜひチャレンジしてみてください。

【材料(2人分)】

濃い目のだし 500ml(鰹だし+あごだしがおすすめ)
A カレー粉 大さじ2
   小麦粉 大さじ1
   片栗粉 大さじ1
   しょうゆ 大さじ3
   みりん 大さじ3
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/2本
豚バラ肉 50g
バター 大さじ2
ニンニク 1片
うどん 2玉
かいわれ 適量

【作り方】

1.玉ねぎやにんじん、ニンニクをみじん切りにして、豚コマは3cmに切っておきます。フライパンにバターを入れて、切った材料をじっくりと炒めましょう。

2.調味料Aを合わせたら、濃いだし100mlで溶かします。フライパンにだしを少しずつ加えて、だまにならないように混ぜながらペースト状にしてください。時間に余裕がある場合は、ここで一晩寝かせるのもおすすめです。

3.残っている400mlのだしを、2と混ぜ合わせます。最後に、表示通り茹でたうどんを入れてカイワレを散らせば完成です。

贅沢つけ汁ざるうどん

さまざまな味付けでうどんを楽しもう! うどんの地域性やおすすめアレンジレシピをご紹介

冷たいうどんと温かいだしで、つけ麺のように楽しめるレシピです。作り方では豚肉を使用していますが、鶏肉などで作ってみるのも良いでしょう。

【材料】

うどん 2玉
九条ネギ 4本
豚肉(鶏肉でも可) 100g
小松菜 2株
きのこ 100g
ごま油 大さじ1
うどんつゆ
  だし 400cc
  塩 小さじ1/2
  うす口しょうゆ 数滴
  みりん 大さじ1
山椒など 適量

【作り方】

1.九条ネギと小松菜は寸切り(ざく切り)に、きのこは適当な大きさに切るか小房で分けます。お肉は薄切りなら3~5cmくらいに、塊肉なら一口大に切っておきましょう。

2.鍋にごま油を入れて、切ったお肉を炒めます。色が変わってきたら残りの野菜を加え、しんなりするまで炒めてください。

3.炒め終えたらうどんつゆを加えて、弱火で一煮立ちさせます。

4.表示通りに茹でたうどんを冷水で締めて、器に盛ったら完成です。お好みで山椒などを振りかけても良いでしょう。

さまざまな味付けでうどんを味わってみよう

うどんは、基本のつゆをはじめとして、さまざまな味付けで楽しめる料理です。オリジナルのアレンジレシピを試してみたり、地域ごとのうどんつゆを作ってみたりすれば、レシピの幅が大きく広がります。
ご紹介したレシピも参考に、多くの味付けでうどんを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ご購入はこちら

ご購入はこちら

ご購入はこちら